ムカシガタリ歌詞
添加日期:2023-12-25 時長:04分28秒 歌手:短醉
cover:Duzi pigeon
鬼さんこちら手の鳴るほうへ
彼岸の華が咲く頃に
ムカシガタリ
音楽デスおはぎ
唄重音テト
映像小山乃舞世
調聲ゆらほにゃ
ますたりんぐ友達募集P
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夕焼け小焼け茜に染まる
赤とんぼと秘密の場所
たったひとつ秘めこと隠し
鬼子は戀に落ちたのです
田圃道、背比べ
追いついた日のことも
夕暮れの指切りも
覚えているのでしょう
「もういいかい」「まあだだよ」
ふたり、鬼ごっこ
逃げるのはいつも君で
「もう一回、もう一回」
我儘言うの
日が暮れる刻まで
三度目の秋、鬼子は気付く
醜くなる胸の內と
物ノ怪だと知りつつもなお
知らぬふりしていた彼に
忍ぶれと忍ぶれと
色に出す鬼の性
逃れ得ぬ運命から
守ろうとしたのでしょう
「もういいかい」「まあだだよ」
目隠しをした額に花の冠
「もういいかい」「もういいよ」
鬼子の目にもあふるる涙の粒
【五度目の秋――
彼は村人達から鬼子の正體を
隠していたことを咎められました。
鬼子の仕留めるまで
村を追いだされてしまったのです。
彼は村を捨て二人で暮らそうと
鬼子を迎えに行きました。
しかしとしを取るごとに
身も心も鬼に近づいた鬼子は
こう思うのです。
「ああ、銃の火薬の匂いがする
私を殺しに來たんだわ」】
指切拳萬
針千本じゃ済まさないわ
戀焦がれるほど
お腹が空くの
「もういいかい」「もういいかい」
震える肩を
捕まえて聞い掛けるの
「もう言いたいことはないかい?」
コクリと頷く
美味しいそうな橫顔
もう一回、口吻して
お別れしましょう
赫い笑顔焼き付けて
「もういいかい」「もういいよ」
いつか交わした
聲が響いていた
【食べても食べても
彼女の空腹が
満たされることはありません。
遣った彼の手を握り、
彼女は思うのです
「彼が鬼の子に生まれ変わりますように」
身も心も鬼になった彼女は
村へ歩いていきました。】
鬼さんこちら手の鳴るほうへ
彼岸の華が咲く頃に