送墓唄歌詞

添加日期:2023-12-20 時長:03分20秒 歌手:mayuko

左 リン 右 レン
息の途絕えた枯れ尾花に│狐火鳴く鳴く咲いた花は
燈して巡ろうか幽霊火│荒野照らして塵となる
夜露に濡れた骸│愛しい白玉の骸
あちら こちら│ 彼方 此方
埋むための影は見えもせぬ│ 舍て置かれてさようなら
囂然騒然引き連れ參ろう│拝鎖,拝鎖,かくも五月蝿き
真冬の霊屋は雨も凌げぬが│騒ぐ鳴らすちんどん
行きの道ならお連れしよう│行きの道ならお迎えが
手招き拱くお手々を握り│杭の音が一つ二つと
頸骨五寸で繋ごうか│數え數え響きゃあ
見返りも知らぬ愚図ども│やっと気付くは愚図ど
貴方とお前と貴様と|さあさ參ろう貴様と
「ハカマイリ」
風吹き荒ぶ冢に卒塔婆│麗しい眼睛砕け解れ
へし折れ刺さるは屍の眼│探しのたうつ手踴りに
落ちて窪(くぼ)んだ骸│拍手喝采する骸
どちら こちら│何方 此方
探し彷徨う影はそこかしこに│忘れられてさようなら
囂然騒然引き連れ參ろう│祭夜、賽よ、かくも五月蝿き
真冬の霊屋にゃ坊主もおらぬが│唱う聲は念仏
帰る道ならお一人で
入日の頃合 大禍時に│黃昏時お手々を引いて
手招き手招き│誘い誘い
「おいでや」
當処も行方も知れずの│お一人様が知れずと
貴方とお前と貴様と│騒ぐ事なし貴様と
「ハカマイリ」
お前様の御家系の墓場は
蛙のよく鳴く沼地に近く
かえるかえる│帰しゃあせん
なくしゃがれた聲で│ぞと怒淒聲ひとつ
下路 下路 下路 下路
戻ろうか?│參ろうか?
飴玉心玉に當該乞玉│目玉心玉頭蓋の玉と
並べて端から喰らって見せようか│並べ比べ見せようか
姿は違えど普く余無く│さてもさても麗しい姿
おいでや おいでや│こちらへ 數え 數え こちらへ
手招き拱くお手々を握り│杭の音が一つ二つと
頸骨五寸で繋ごうか│數え數え響きゃあ
杙を片手に參ろう│次は我らが參ろう
貴方とお前と貴様を│引き落とそうぞ貴様を
「ハカマイリ」
かえるの鳴く頃袖を引くのは
さあ鬼哭啾啾の扉へ參ろう
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