今日だけは。 HATED Ver.歌詞
添加日期:2023-12-19 時長:04分36秒 歌手:十五少女
作詞 : かいゑ
作曲 : かいゑ
くたびれた上履きが
今日は何だか軽やかだ
傷だらけの機が
ラピスラズリの石碑のようだ
今日だけは、雲が懐かしいのは
鳥だった頃を思い出してるから?
今日だけは。
ノートのページのように舞い落ちる蝶も
今日だけは。
二階のトイレの個室のようなカテドラルも
今日だけは。
下駄箱から降る埃のような粉雪も
今日だけは。
そう、今日だけは(そう、今日だけは、)
背を向けて黙す三十九人の天使も
今日だけは。
私のずぶ濡れの髪のようなオフィリアも
今日だけは。
君が接吻をくれたあの丘のオリーブも
今日だけは。
今日だけは。
今日だけは。
階段を蹴る足取りが
今日は何だか軽やかだ
錆び付いたフェンスが
透き通った硝子のようだ
今日だけは、空が美しいのは
星だった頃を思い出してるから?
今日だけは。
箱庭のような校庭を覆う薄暮も
今日だけは。
終幕を祝う黃金のトランペットも
今日だけは。
緋色の斜陽を壽(コトホ)ぐ西の山々も
今日だけは。
そう、今日だけは(そう、今日だけは)
宵の明星を翳める東の夜鷹も
今日だけは。
黃昏れを侵す蒼褪めたカタルシスも
今日だけは。
體を包み込む一面の彼岸花も
今日だけは。