拝啓、夏に溺れる歌詞

添加日期:2023-12-04 時長:05分19秒 歌手:n-buna

作詞 : n-buna
作曲 : n-buna
愛想が盡きたようなんだ 仆に
廃頹 十九の傘に燈がついてる 今日も
十二時過ぎのアスファルトに落ちた
君の 小さな命の重ね火を そっと
雨が途切れたら朝に藍がかかる
蛍光色の羽と濡れた 君の手に縋った
夏蟬 空の果て
褪せた唄は耳に溶けたまま
君の聲が嚮く 夏の隅を
街に泳ぐ さかなのように
エンドロールにしが みついてる 今日も
一人 何かに縋って息をする 明日も
誰かの聲が重なっても 仆ら
席を 立つことも忘れてしまってる ようで
夏の花束は 風鈴の影に
水に溺れてる 君の言葉が歪むんだって
夕凪の片隅
君の影は 空に揺れたまま
空蟬の形を傘の下に
いつか消えた蟬時雨と
カラスが鳴くから家に帰ろう
陽の落ちる街にさざめいた 夕焼けに泣かないように
蛍火 空の暮れ
夏が終わる 君の聲が ただ
少しかすれてゆく 薄れてゆく
茜を背に
夕闇、空の果て
褪せた夢は君を染めて 今
蟬の唄が止まる かすれたまま
カラスの鳴く鳥居の下
君が笑う 夏の隅で
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