凱歌歌詞
添加日期:2023-07-30 時長:05分36秒 歌手:FictionJunction
作詞 : 梶浦 由記
作曲 : 梶浦 由記
やがて途絶えた道の
向こうに淀むものを
その重さだけ
聲も無く知っていました
かりそめの朝
偽りの歌さえざえと
僕らの喉を鳴らした
無慘な凱歌
こんなに蒼くまだ蒼く月が光るから
夜は秘密を守れずに唇を濡らす
まだ永久に閉ざされた數多の扉を
屆かぬ闇のその中に
隠して下さい
§
時を運ぶには小さすぎる舟でした
舵を流して
ただ波を漂いました
春の喘ぎが憧れを育む頃に
傾きながらよろこびを歌い続けて
§
ちりちり瞬く
冷たい鈴の音
瞳の深くに
花火を燈して
モノクロで描く
研ぎ澄まされた絵のように
心を削いで
その骨を曬せる日まで
ただひとときを生き殘るために歌ってる
何も持たない僕たちの不器用な凱歌
まだ永久に閉ざされたこの胸の中に
ノイズのような音ばかり散り散りに響く
夢より甘くまだ甘く
夜の旋律は
遠くなるほど近くなる
靜寂の調べ
こんなに蒼くまだ蒼く月が光るから
傾きながら切れ切れに
僕たちは歌う