Sim City (ノモノスとイミューム Ver)歌詞

あの日、
通販で買った荷物が屆いた。
梱包を解こうと
荷物に手をかけた瞬間
何かが起こり、
気が付けば
私はここに居た。
ここが何処なのかは、
話したところで
誰も信じないだろう。
だからあえて説明はしない。
もしもサンミアの聲が
聞こえなければ、
私は不安と退屈で
頭がおかしくなって
いただろう。
彼女はAmputeeと呼ばれる
特殊な種族の一員で、
いま私がここに
居る理由も知っている。
ここでサンミアから聴いた
ノモノスとイミュームの話を
する必要がある。
世界は物語によって
動いているのだと言う。
つまり、
全ての人は
物語のプレーヤーとして
世界を共有している
ということだ。
世界を動かす物語は、
ノモノスとイミュームによって
作られているのだという。
しかしノモノスは、
物語が変われば変わってしまう。
イミュームとは「花」として
知られている生物だが、
イミュームの最も
重要な活動について
人類はまだ気づいていない。
あの日私が荷物の梱包を
解こうと手をかける瞬間まで、
ノモノスは
何でもないものとして
ある植物園の何処かに
人知れず落ちていた。
ところが、
その植物園で子供が
ノモノスを発見し、
母親に「あれは何か?」と
尋ねたのだった。
奇妙な形のノモノスを
恐る恐る取り上げた母親の
極度に歪んだサファオンに
植物園中のイミュームが反応し、
ノモノスを爆発物に
変えたのだった。
そしてサンミアは
私をここに閉じ込めた。
さあ、もう少しで
今日の日記は終わりだ。
サンミアが起き出す前に
書き終えてしまわなければならない。
昨日サンミアはこんなこと言った。
「もう少しで発端が來る」と。
いけない！
サンミアが目を覚ました！
私がサンミアよ。
皆さんをここに
集めたのは私なの。
ここで彼のコンサートがあると
を思ってきたのね。
ごめんなさい。
こうでもしなけれ、
來てもらえなかったでしょう。
殘念だけど、
今コンサートなんか
やってる場合じゃないの。
停止させた物語を
再起動させてなければ
大変なことになるのよ。
植物園で爆発が
起こらないパターンで、
物語を再起動させ
なくちゃいけないわ。
いつかゆっくり謝るから、
今日は諦めて、
私に協力して頂戴。
すぐに始めるからよく聞いて。
まずは発端を作るのよ。
彼も日記にそう書いてたでしょう。
簡単よ。
ここから彼を呼んではいいだけ。
でも私帰すまで待って頂戴。
発端が始まったら
再起動の作業に入れるわ。
いい、
よく聞いて。
私たちは物語を「反射」と
呼んでいるんだけど、
ここから二つの仮の
反射を作り出して、
乗り換えていくの。
最初の反射と
ノモノスを見つけて、
それをソースに返すと、
その反射は停止するわ。
そして、
次の反射に乗り換えるの。
二つ目の反射には
何かであるノモノスと
初期狀態の何でもない
ノモノスがあるわ。
何かであるノモノスを
ソースに返せば、
初期ノモノスは
ここの物語に移動して、
再起動が起こるわ。
でも気をつけて。
歪んだ強いサファオンの
持ち主が近くにいると、
ノモノスは何かに
なってしまうから。
必ず、
Σ12に持ち返らせなくちゃ
だめなの。
そして、
ノモノスをそっと
あの植物園の人目に
觸れない場所に戻すのよ。
さあ、いよいよ始まりよ。
詳しい提示は後教えるわ。
いい?
さあ、彼を呼んで。
「はい」
ああ
雲の影さえ重く
ああ
人の聲に凍えて
繰り返し、繰り返して
キミは誘うよ
繰り返し、繰り返して
キミは誘う
ああ
椅子に掛け　日溜まりへ
ああ
あの街でキミに逢う
繰り返し、繰り返し
來た道をたどるよ
繰り返し、繰り返し
來た道が見え
ああ
噓を咲く花も無く
ああ
來た道も帰れない
繰り返し、繰り返して
キミは誘うよ
繰り返し、繰り返して
キミは誘う