【鏡音レン】小説夏と罰 (下)歌詞

添加日期:2024-02-05 時長:03分48秒 歌手:EoB

うだるような夏が身體を侵食していく
君を攫った季節が舞い戻ってくる
空は彩濃く
置き去りにされた僕だけが
この世界で風に揺れてそこに在った
君の飲み殘しのような人生を
背負って生き続ける僕の身にもなれ
君が諦めてしまった世界で
一文にもならない懺悔を続けている
僕が手を離したあの一瞬を君は
僕に一生後悔させる気なんだね
思い出など何の意味もなさない
君の呪いのような寢顔の前では
神も仏も救いはもたらさず
永遠に裁かれない僕は瞼すら閉じられぬ
何も感じない心であるのに
焼け付くような痛みだけ殘るのは何故
僕に慰めの機會など與えず君は
ただ夏を罰として刻んでいった
祭りの甘い林檎のような頬に手は屆かぬ
この先一度として
それが冬であったならば
凍った聲に諦めもつくだろうか
僕が手を離したあの一瞬を君は
僕に一生後悔させる気だとしても
それが本望であると受け入れてしまえば
君は二度と僕の元へ帰ってこない
君が好きだと僕が喉裂けるほど泣いても
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