廃園イデア歌詞
添加日期:2024-01-29 時長:05分28秒 歌手:少女病
『魔女の使いである女は、黒い鴉を腕に、
廃色に既定されたラインの上を歩き始める。
その線は、ただ底のない絶望だけをどこまでも描いて……』
「メリクルベル様への手土産がもうひとつ増えた。
喜んでいただけるかしら?ねぇ、フィーナ?
さあ、これで準備はできた。
――――はじめるとしましょう」
喪失性質は異質 藍色のirony 廃路に
今囚われた爪弾く歪 庭園の華
虛勢と余勢の抑制 義勇兵 幽閉 幻影
殉教の噓 原初幻想 偽裝の理想を踏み破った
夜に亂れた手負いの闇 それは玲瓏
虛構の繭 読み解いた少女に、もうセカイは変えられない
idea フィナーレは咲かない 永訣の風探し続けても
ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて
さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踴り続けよう
フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら
象徴 嘲笑 焦燥 猜疑心 白紙の核心
今飾られた重奏の下には合歓の花
穿った 縋った姿は 音律の羅列と規律に
不機嫌な自傷 淘汰統制 構築自我さえ売り渡した
なくさないように鳥篭の中 それは束縛?
虛影を追い 走り出した少女に、もうセカイは動かせない
idea 虹なら架からない 遠い背中を探し続けても
ほら、消えていった 砂礫に閉ざされて
さあ、最愛の夢へ 甘い記憶と共に溶け込もう
失った線を血で描き換えて 嫌な現実に、さよなら
透明な共鳴から 無數の言葉が生まれて
あっさりと忘れかけた 案外簡単にさ
idea フィナーレは咲かない 永訣の風探し続けても
ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて
さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踴り続けよう
フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら
「道を間違えるな、って言ってもらってたのに……私、なんで――――」
「あら、間違いなんかじゃないでしょう?これがあなたの辿るべき道。
他ならぬメリクルベル様がそう消えたのだもの」
『全てのラインはいつか一つに繋がって、その先にはどう足掻いても死しかない。
――――第3の魔女の物語への扉が、今開かれる』