オリジナルミニドラマ~その1~「女の子の理想とは?」歌詞

添加日期:2024-01-03 時長:20分18秒 歌手:種崎敦美

オカルト研究部は、魔女の部活である
魔女は人の悩みを解決させる、心の欠片ハンターである
未知の悩みを解決させる部活動ー
これは、そんな魔女たちの、壯大な物語である
ぅ、あれっ?
そ、そんな壯大な物語でしたっけ?
とにかく、これから始まる物語は、あくまで日常の一部で
ゲーム本編とは一切関係のないものですので、よろしくお願いします
サノバウィッチ
女の子の理想とは?
寧々先輩ー!
あ、因幡さん どうかしましたか?
今から部活ですよね、一緒に行きましょうよ
勿論構いませんよ
やったー!あっ、その前に、紅茶を買ってもいいですか
紅茶でしたら、よければ部室で私が淹れましょうか
本當ですか?飲みます飲みます!
ぜひ、寧々先輩が淹れてくれたお茶を飲ませてください!
別に特殊な茶葉ではありませんから
そんなに期待されると困るんですが
いえいえ、自分もそんな大層な舌じゃありませんってば
寧々先輩が淹れてくれるだけで十分ですよ
それじゃ、部室に行きましょうか
はい!
こんにちは
あ、綾地さん こんにちは
紬先輩、もう來てたんですね
チャロー|Ciallo
チャロー、二人は一緒だったの?
はい、さっきそこで偶然
戸隠先輩は…まだなんですか?
うん、今日は私が最初だったよ
そうですか
でも、特に休むという連絡はもらってないですから
休みではないと思いますし
戸隠先輩のお茶も淹れちゃいましょう
椎葉さんも飲みますよね
ん?いいの?
いただこうかな
って、なんかごめんね、最初に來た私がすればよかったのに
いえ、気にしないでください
それじゃあ、
ごめんごめん、遅くなっちゃったよー
いえ、待ったなんていうほどじゃありませんから
大丈夫ですよ
戸隠先輩も紅茶を飲みますよね
今、寧々先輩が淹れてくれてるんですよ
そうなの?ごめんね綾地さん、何だか気を遣わせちゃって
いえ、これくらいは大したことじゃありませんし
私も飲みたかったので
寧々先輩の淹れてくれる紅茶、楽しみだなー
にしても、まるでお茶飲んでお喋りするための部活みたいだね
文化系の部活にはたまにあるよ、そういうこと
ここって、オカルト研究部なんですよね
そうですよ
でも、今のこの部活の活動って
基本的には、人助けですよね
困ってる人から相談を受けて、解決させる
でもきっと
普通のオカルト研究部って、もっと違う活動をしてますよね
確かにそうなんですが
相談はあくまで、タロットカード占いの延長線上にあるという名目なので
全くの無関係じゃありませんよ
綾地さんが入部する前は、部員は誰もいなかったんですよね
いなかったというか…卒業しちゃってね
新入部員がいなかったら、休部になるはずだったんだけど
そこに綾地さんが入部したんだよ
その頃のオカ研って、なにをしてたんですか
戸隠先輩は知ってますか
んー、私も詳しくは知らないけど
確か、黒魔術とか、魔法とかについて研究をしてたんじゃないかな
文化祭でも、そういう怪しげな発表をしてた記憶があるから
黒魔術や魔法ですか、なるほど…
部室の小物はほとんどオカ研に殘されていたものなんですよ
はい、因幡さん、紅茶入りましたよ
うおー、ありがとうございます!
椎葉さん、戸隠先輩も、どうぞ
ありがとう
ありがとうー綾地さん
年長者としてこういうことは私が率先してやるべきなのよね
そんなことはありませんよ、私は家事をするのも好きですから
すうう…あぁぁー美味しい…
寧々先輩が淹れてくれた紅茶だから
一層美味しく感じますね
そんな、大げさですよ
こういうのも、魔法の一種かもしれないね
それ、何だか素敵ですね
魔法ですか…自分も魔法とか使いたいなー
どんな願い事でも葉えられるような、そんなすごい魔法使ってみたいです
なっ、なんですか、二人してそんな真剣な顔で
なんでも願いが葉うとしても
そこに辿り著くまでは大変なんです
変な契約を結ばされたりするかもしれないんですよ
そうだよ!例えば、可愛い女の子の服を著られなくされたり
自分の意思に反して、発情して
オ…オナニーするようなことになったりっ!
そうな目には遭いたくないよね!?
た、確かにそうですけど…
どうして寧々先輩と紬先輩はそんなに必死なんですか
いいえ、別に…
ん?変なお二人ですね
でも確かに、変な契約を結ばされたりする昔話はよくあるもんね
あんまりそういう不思議な力に頼るのは良くないかも
特に、人の相談に乗って解決させる部活なんだから
自分たちで頑張らないと
なるほど
そういえば、ちなみになんですが
今まで受けた相談で、忘れられない、印象的な相談ってありますか
印象的な?
たくさんの相談を受けてるなら
たまには突拍子もないことがあったんじゃないかなって思って
確かに、私も気になる
そうですね、うん…
何もない?
あまり具體的なことは言えませんが
やっぱり、戀愛に関する相談が多いですね
戀愛ですか!やっぱりみんな、そういうことに興味があるんですね
そうみたいです
中でも一番困ったと言いますか
印象に殘っているのは…
あ、そうです
「同時に四人と付き合っていることがバレて困っているので、助けて欲しいです」
という、男の子からの依頼でしょうか…
あの時は本當に困りました
えっ!?そんな人本當にいるんですかっ!?
信じられないね
しかも、それを女子である綾地さんに相談しに來るなんて
でも確かに、そういうことあるよね〜
學生會でも本當、たまーに問題になることがあるよ
學生會でもですか
學內で喧嘩とか、そういう騒動は起きたりしてね
當事者に話を確認してみると
浮気だったり、二股三股だったりって
そういうものなんですか
その男の子も「俺はみんなを愛しているんだ、何が悪いんだ」
と言った感じでして
で、結局それって、どうやって解決したの?
解決というにはやや微妙なのですが…
その男の子がお付き合いしていた女の子たちと、いろいろ話っと言いますか
愚痴などを聞きまして
結局話し合う中で
「どこが好きなんですか」という質問に対して全員が
「どこだろう」とういう結論に…
な、何ですかそれ
多分だけど、その男の子が好き雲々よりも
他の女の子に負けたことになるのが嫌で
意地になっちゃてたんじゃないかな?
あ…結構負けず嫌いというか
ヒートアップして引きに引けない狀況になる女の子っていますよね
そういう感じでした
なので、一旦冷靜になってもらって
こんこんと話し合いを続けました
で、その結果はどうなったの?
女の子全員でその相手にビンタして
「最低」「死ね」と言った暴言をプレゼントしていましたね
それがいいですよね、んん!
そんな男の子と付き合っても、幸せになれる気がしないもんね
綾地さんも苦労してるんだねー
でも、そういう相談ばかりではありませんよ
もっと普通の相談も多いです
例えば、「好きな人がいるんですが、どうやって告白すればいいですか」
あと、「告白する時はなんて告白すればいいでしょうか」
やっぱりそう言った相談が一番多い気がします
告白の方法か…確かに悩んちゃうよねー
あれ?その言い方だと…
もしかして戸隠先輩って
戀に悩んでいたりするんですか!?
そうなんですか!?やっぱりあ相手はかっこいいんですか
ううん、殘念ながら私じゃないよ
でも學生會長だったから、綾地さんみたいに相談を持ちかけられることが多くて
その手の悩みを抱えた子はたくさんいたからね
なんだ、そういうことですか
殘念、戸隠先輩の好きな人って興味あったんですけど
んふふ、そういう因幡さんはどうなのかな?好きな人がいないのかな
じ、自分ですか?自分はそういう相手はいませんね
最近ようやくクラスに馴染めてきたところなので、そんな餘裕がありませんでしたから
なんだか理由が切ないよ~
じゃあ椎葉さんは?
私も最近編入してきたところですから、そう言った相手は…
前のところではこの服裝なので、ちょっと避けられたりしてましたし
こっちも理由が切ないね
でも椎葉さんが可愛いんだから
その服裝でも人気があると思うけどな
むしろその服裝だからこその人気がありそう
そ、そんなことありませんよ!
か、可愛いとか、そんな…
え、えへへー
と、とにかく!今は別に好きな人なんていませんから!
となると、最後は綾地さんなんだけど、この様子だと…
私も特定な人に戀愛感情を抱いていませんね
なんだなんだ?花も恥じらう乙女が皆暮れちゃってもう
それを言うなら、戸隠先輩も同じじゃないですか
ん?まぁそうなんだよね、あははっ
でも皆、別に戀愛に興味がないってわけじゃないよね
それは…そうですね、自分も興味は當然あります
めぐるちゃんは、もし好きな人ができたとしたら
一體どんな風に告白する?
こ、告白っすか!?
それは、そうですね…
そういうのはやっぱり、実際に好きな人ができてみないとわからないと言いますか
むしろ自分は相手に告白して欲しいです
勇気が出ないとかそういうことじゃなくて
あーいや、確かに勇気が出ない気もしますが
やっぱり女の子としては、相手から告白をして欲しいっと言いますか
うんうん、わかるよ、その気持ち
あるよね、女の子の夢っというか、憧れっというか
具體的に因幡さんはどんな告白をして欲しいんですか
ええ!?そ、そこまで食い込んできます!?
今後、その手の相談受けた時に參考になるかもしれませんから
良ければ是非!
お姉さんも興味あるなあ~そういうの
えへへ、そんなこと言われましても
う…淒く恥ずかしいんですけど
自分は、まぁ、普通がいいです
普通って、例えばどんなのですか
そうですね
だから、デートに行って
その帰りに、自然な感じで
「一緒にいると楽しいから、付き合おうよ」とか
あと、どちらかと言うと、手紙とか電話じゃなく
ちゃんと顔を見て言って欲しいかな
あはーっ!こんな恥ずかしいこと言わせないでくださいってば!
恥ずかしがることありませんよ、とてもいいと思いますよ
うんうん、そうだね、いい感じだと思うよ
自分の話はこれでいいです
それよりも紬先輩は?して欲しいん告白方法とかないんですか?
ん?!わ、私はいいよ。
自分だって言ったんですから、紬先輩も教えてくださいよ~
ええー?ええええーは、恥ずかしなあ…
私はその…ロマンティックな感じがいいかな
ほほう~
ロマンティック?
あの、ロマンティックって、いまいちイメージできないんですが
具體的には、どんな感じがいいんでしょうか
そ、そうだねぇ、うん…例えば星空が綺麗に見る丘で
二人靜かに夜景を眺めながら~
「君はこの満天の星空よりも綺麗だよ」
なんちゃってなんちゃって!|⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄
うん…他にもお店でシャンパンなんかを注文したら
コップの中に指輪が入っていて
「君の瞳に乾杯」みたいな?
「君の瞳に乾杯」はちょっと違うかもしれませんが
まぁ、そういう感じです
なるほど
つまり舞台を利用ながらしながらやや臭いセリフを言われるのが
椎葉さんは好きなんですね
く、臭い?いや、自分でも分かってはいるんだけど
改めて言われると恥ずかしい…
戸隠先輩はどういう告白がっ…
というか、戸隠先輩って今までに男の人にたくさん告白されてきたんじゃないですか~
うん?私?確かに、まぁ…少しなら
おー
じゃあ、その中に心を動かされたような告白はありませんでしたか
正直に言ってしまうと…なかったかな
皆、手紙とかで私を呼び出して、普通に「好きです」って言ってくれたけど
ストレートな感じは、戸隠先輩の好みではないってことですか
そういうことじゃないと思うんだけど
心にグッと來なかったんだよね
告白してくれた相手を、よく知らなかったことも原因の一つかもね
じゃあ、具體的には、どんな告白が?
うん…そうだねぇー
私の場合は…
思わず、「うん!」って返事をしちゃうようなのが好きかも
ちょいSで、上から目線で、命令されるような?
そうかも
こう…人気のない所で、私が壁際から逃げられなくするように
進行方向を腕で塞いで壁ドンしながら
「お前、俺のものになるよ」っていうような
漫畫とかで見たことあって、一度されてみたいかも
壁ドンですか!なるほど
やっぱり十人十色、人それぞれなんですね
そういう綾地さんは?どんな告白が好き?
実際にしてほしい?
私ですか?私は、そうですね…
告白は普通でいいです
突然オナニーしたりしても引かない人がいいです
えっ!?オ、オナニー?
ど、どいう意味ですかそれ?何かの隠語?
はぁぁぁ、べ、別に何でもないですよ!気にしないでください!
とにかく告白は普通が一番いいです
遠回しや比喩で言われるよりも、「好き」ってはっきりと言われたいですから
それはそうかも…
好きって言われたら、ドッキンってしますもんね
それに憧れはするけど、実際にそれを行動に起こされると引いちゃうことってあるもんね
壁ドンとか目の前にしたら、笑っちゃうかもしれないしね
確かに、「漫畫で見たことある」っとか思っちゃいそう
イケメンでも許されないことってあるものなんですね
「本當にこんなことする人いるんだー」って、告白よりもそっちの方が気になりそう
やっぱり、こういうことは変に頑張り過ぎず
普通に気持ちを込めて伝えるのが一番なのかもしれませんね
今後戀愛相談に來た人にはそう答えるようにします
うん、それがいいかも
あっ、お客さん
今日はどんな相談なんだろう、戀愛事かな?
それじゃあ、綾地さん
はい
どうぞー 鍵は開いていますから、入ってください
オカルト研究部にようこそ
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