想春夢歌詞

添加日期:2023-12-15 時長:04分43秒 歌手:竹本英史

雪解けの庭をふと見れば【積雪初融庭院之中】
小さき蕾の白き薔薇【似雪白玫含苞待放】
其(そ)はまるで読みし戱作(ほん)にある【彷如一部未盡之書】
戀を知らぬ心のよう【如若一顆無愛之心】
人は誰(だれ)もが誰(た)がことを【滿腹疑惑問於世人】
戀(こ)うるものなのだろうか?【滿腹疑惑問於世人?】
陽の光求む花の如くに【正如花兒性喜向陽】
春まだ遙かに見ゆるけれど【陽春尚遠遙不可及】
幽(かす)かに流るる花信風(あまきかぜ)の薫りよ【清風拂面幽香撲鼻】
虛(むな)し現世(うつしよ)にも春は來たり【虛空現世春景仍現】
すべてが玉響(たまゆら)だとしても【縱然萬物這般無常】
何処かで春告鳥(うぐいす)が啼(な)いてる【鶯語婉轉何處報春】
此の世には特に愛(め)でるべき【吾之所愛世間無存】
ものは無しと思うけれど【曾幾何時固執己見】
いつの日かこんな心持ち【有朝一日此般心境】
変わる時がありやなしや【不知可否有所變化】
人はいつか誰(た)がことを【滿腹疑惑問於世人】
思うものなのだろうか?【何時對誰心懷思念?】
此の醒めた心抱いて生きても【即便心中了無牽掛】
春まだかそけき気配(けはい)なれど【陽春尚遠春意渺茫】
氷が溶けゆくあの川のせせらぎ【河川冰融水流淙淙】
うつりにけりな 亦(また)春は來たり【斗轉星移春光復來】
すべてが泡沫(うたかた)だとしても【縱然萬物這般飄渺】
たゆたう蝶は空に踴る【破蛹之蝶漫天飛舞】
人は誰(だれ)もが誰(た)がことを【滿腹疑惑問於世人】
戀(こ)うるものなのだろうか?【可曾對誰心生傾慕?】
分かりえぬ其れは夢のまた夢【不得其解夢中之夢】
春まだ遙かに見ゆるけれど【陽春尚遠遙不可及】
幽(かす)かに流るる花信風(あまきかぜ)の薫りよ【清風拂面幽香撲鼻】
虛(むな)し現世(うつしよ)にも春は來たり【虛空現世春景仍現】
すべてが玉響(たまゆら)だとしても【縱然萬物這般無常】
何処かで春告鳥(うぐいす)が啼いてる【鶯語婉轉何處報春】
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