春に歌詞

添加日期:2023-12-08 時長:05分22秒 歌手:泉まくら

春に (在春天) - 泉まくら
詞:泉まくら
曲:観音クリエイション
転校を繰り返しても
不安なんてなかった
暗いままの部屋
カーテンすらなくても
100點とる自信もないけど
持て余す少し長い袖
帰り道道端花のミツ
微かな甘ささえ象りとらえた
もたれた樹に
ほら僕らと同じ音が鳴る
返せずじまい又貸しのマンガ
昨日書いた反省文なんか
胸もやつかせたのはいつでも
誰かへの似たような後ろめたさ
「あっそ」「だから?」
そんな返事が
こわくてまたからかう
消しゴムにあの子の名前
おまじない
分かってるよ
全部僕次第
あしもと濁る薄い花びら
自分を重ねて怖くなったのは
大人が急に
「もう子供じゃない」と
選択と決斷を
僕らに迫った頃
明日目が覚めれば
ネクタイの結び目の仕組みを知る
戸惑いの中
置いてきぼりの春が來る
何になりたい?
何になれるの?
「それなりに」した
努力の行き先
バカみたい
「間違いだった」と
言い切りたい
身長刻んだ柱も
夕飯で出た赤飯も
私を置いてくだけ
塾帰りうとうと電車揺られ
あと數ページめくってしまえば
いっしょに
何かも終わる気がしてる
答え催促する態度
謳い文句
うまくやれれば獲れる一番も
噓吐きたくない私の意志だと
胸張れないのは
どうしてだろう
あの日言ってた
「春は嫌いだ」って
待って
なんでかって教えて
あしもと濁る薄い花びら
自分を重ねて怖くなったのは
大人が急に
「もう子供じゃない」と
選択と決斷を
僕らに迫った頃
明日目が覚めれば
ネクタイの結び目の仕組みを知る
戸惑いの中
置いてきぼりの春が來る
揺れる合図をまって
暮れる風相まって
結えないえりあし冷やされて
思い出したのは恥じらいの冬
ゆるく巻いたマフラー
滲む汗のズル
望まない変化に足は竦む
「聴いて聴いて聴いて」
ひとりよがりな問いかけを
追いかける時だけ
もしだめでもいいかもって思えて
時間重ねて
まだ寢てるけどアラームには
気付いてるんだって
少しだけカーテンを開けて
今日の晴れを疎ましく思う
そんな朝に起こされても
問題なく電車は走る
あしもと濁る薄い花びら
自分を重ねて
怖くなったのは
大人が急に
「もう子供じゃない」と
選択と決斷を
僕らに迫った頃
でも明日目が覚めたら
ネクタイの結び目を
ほどき走る
戸惑いの中
置いてきぼりの春は來る
ああ待っていまだけ
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