戦爭を知らない仆らの戦爭歌詞
添加日期:2023-12-08 時長:07分18秒 歌手:中村中
悪いな、俺は足をやられてる そうかい、おいらは両目をやられた
先に行くんだ、遠くに逃げろと 諦める奴はいなかったけれど
ごめん、私は喉をやられてる このまま死のうと言えなかっただけ
歴史の教科書の半分が叫び聲をあげてる
もう半分は落書きされて仆を嘲笑ってる
先生、ミサイルの話なら仆に降り続けてる
消しゴムや紙くずをとめてよ また見て見ぬふりだね
振り向いた時 目につく奴に そら、チョークが飛んでくる
生き延びる術なら惜しまないケモノに比べたらば
傷付ける事すらおそれない仆たちはネズミだね
攜帯電話にかじり付いて 互いを監視してる
よそ見するとかみ殺されるぞ だから目を逸らせない
また次の策、また次の策。あぁ、前歯がかゆくなる
ある朝、柏木の機から給食費 盜まれた
結婚したての女教師 ヒステリックな聲で
のろまな仆には席がなくて 恰好の餌食だね
仆の席は教室の外で 足がひん曲がってる
犯人探し終えた放課後 次のゲームが始まる
悪いな、俺は足をやられてる そうかい、おいらは両目をやられた
先に行くんだ、遠くに逃げろと 諦める奴はいなかったけれど
ごめん、私は喉をやられてる このまま死のうと言えなかっただけ
散り始めた桜を橫目に 解放の時がきた
卒業の歌を歌いながら 柄にもなく泣いた
母なる大地よ 全てが忘られてゆくならば
母なる大地よ 傷跡はなぜそこに在りますか
學び舎の校門くぐればそこは おかまいなしの春です
ため息つけば歴史の教科書は 最後の頁をめくる