ストロボ歌詞

世界が赤く染まる午後6時半
乾いた砂の音が空に響く
どれだけ黃昏れても明日を指す影
暮れた後はいつでも明かりが燈る
music...
願い事を丁寧に小さな文字で
書き留めていたノートはもう灰になったかな
目抜き通りから外れ聞こえる人の聲
それが救いになるのか首を締めるのか
仕方ないさ
そう言い聞かせた
今シャッターを切るから笑ってみせてよ
君のそばに映るはずだったのに
終わった夏の夕凍える冬の夜
間に挾まって動けない
music...
脳裏に焼き付いたフィルムを辿って
鳴き止んだ蟬の聲ももう思い出せない
時間が経てば経つほど色褪せるなら
今以上に鮮明に見えることはない
伸びる影の先に君はもういない
music...
暖かいだけの旋律を
アルバムの中のハリボテを
どうしてかずっと忘れられずにいるんだ
季節を隔てる窓を開けてもいいかな
今シャッターを切るから笑ってみせてよ
君のそばに映るはずだったのに
終わった夏の夕凍える冬の夜
間に挾まって今もまだ動けない