潛水艇歌詞

作詞 : S e
作曲 : S e
午前3時
目覚めたのは酷い悪夢のせい
こびりついてる壁のシミを見ている
昨日読んだ古いSFの本では
巨大な怪獣が暴れていた
続く哀 靄 曖昧なこの日々でも
燈せ火を 絶やさないように
あの潛水艇に乗り合った僕ら
暗い海の中で息を殺して
最終的に辿り著くとこも
わからないまんま沈む
感情論で乗り切った
僕ら暗い檻の中で微笑み合って
最終回その先があるなんて
知らないまんまどうかこのまま
書き殘したメモはそのうち誰かが読むだろう
唯ぼんやりとした不安が胸を過った
知人Qの話よれば昨夜未明に
近くの用水路で自殺者が出たみたいだ
娃 穢 相対するこの心に
響けサイレンと愛の歌
今 潛水艇を失った僕は
暗い部屋の中で一人咳して
退廃的おざなりな日々の中で
繰り返す自問自答
春風の中舞い散ったあの桃色の花びら
君の泣き顔
思い出なんて美しいだけさ
捨てちまえなんて言うけど
どうか一緒に
花を生ける病牀に朧月
青嵐 機上の寫真を飛ばす
赤い傘 草香る墓參り
ほろり ほろり 涙ひとつ
春隣 窓際の花が枯れて
その時を待つだろう
あの潛水艇に乗り合った僕ら
暗い海の中で息を殺して
最終的に辿り著くとこも
わからないまんま沈む
感情論で乗り切った
僕ら暗い檻の中で微笑み合って
最終回その先があるなんて
知らないまんまどうかどうか
潛水艇は既に無いけれど
僕はあの日を忘れはしない
逆さまになって落ちていく
でもあなたと二人ならいいよ いいよ
さあ そろそろお別れだ
もし違う道の先でまた出會えたなら
そんな日を夢見ては
何も知らないまんまどうかこのまま
どうかこのまま
どうか どうか