過去を喰らう歌詞
添加日期:2023-10-22 時長:04分03秒 歌手:花譜
愛した理由も忘れちゃって 過食気味の胸で泣いちゃって
肌の色すら 見えなくなっている
自分だけ傷づいたつもりで 悪いのは誰かだと思って
足が抜け落ちたのも 気づかない
夢や希望はなんだった? やりたいことはこれだった?
過去が僕らを待っている 貪欲な顔で待っている
侘しさも 悲しみもなければ
夜が死ぬたび 歌なんて歌わなかった
あなたの笑顔がここにあるなら 諦めなんてしなかったんだ
あなたの言葉を思い出すから 慰めなんていらなかった
生きる意味ばかり思い出すから 優しさを常に疑った
あなたの涙を見て笑えたら 今更恥など知らなかった
ウグイスが鳴いて 破り捨てた卒業証書が
夜空になって舞ってった 過去を喰らい盡くした
反抗期だと疎まれた子供たちは復讐に走り
意味にすがる腑抜けた大人たちは歌を歌いたがる
若さを強いて貪る惰眠 気づけば爪が剝がれ落ちる
雨が好きだった理由も 好きな歌も忘れ去った
心に響くのは物ばかり それなのに人が戀しくって
あなたへの気持ちだけ 今も終わらないんだ
例えば僕らが街で出會って 夢のような話を紡げたら
あなたと僕は笑えるだろうか
畫面の中であなたに會えたら 思い出すのは後悔ばかりだ
今でも愛しいよ あの頃に今も戻りたいよ
こんな大人で我慢できたら 苦しみなんて知らなかった
言葉ですべて解決するなら ここまで涙は出なかった
あなたが頭で渦を巻くから 今もこの朝が嫌いだった
大人になるのが怖かった 強くなることが怖かった
ウグイスが鳴いて ゴミになった制服が
夜空になって舞ってった 過去を喰らい盡くした