あかつき散歩歌詞

渡し忘れた言いたいことは
塗りつぶす昨日の日付とともに消えた
例えば悲しみが數えられたら
思い出が少なくなってしまいそうだ
ささやかな希望が苦しめるから
靜かに扉を閉めて一人出掛けた
朝焼けに染まった空の手のひら
始まりを見屆けに行こう 歩きながら
はにかんでよろしくを伝えて
こんな日々に涙は見せられない
前髪を溶かす指に隠れて
とぼけた瞳が熱くなる
本當によかった 出會えてよかったんだ
あなたに
今はそれだけ胸に植え付けて
これからもお元気で
話せることが何もないまま
伝えたいことさえ伝わらないまま
笑えるならいいと思っていても
謝り足りないことに絆されたまま
あてどなく紡いだ道の続きは
恐ろしくなるくらいに色づいていた
マロニエの枝葉が揺れていたのは
今確かに風が吹いていたからだ
「もう泣かないで」と歌ったあなたの
瞳が潤んでいた
それを思い出す度に「醜い人だ」と
また泣いて言うんだ
なのに會いたいと思ってしまうよ
あなたに
悲しい言葉だけ選ぶような日々も
そっと抱きしめて
戻れないあの日にはもう誰もいないから
あと少し強がれるくらいになれたらいいな
さよなら さよなら ありがとう
朝日が今日を溫め始めていた
はにかんでよろしくを伝えて
こんな日々に涙は見せられない
前髪を溶かす指に隠れて
とぼけた瞳が熱くなる
本當によかった 出會えてよかったんだ
あなたに
今はそれだけ胸に植え付けて
これからもお元気で
日々をそっと抱きしめて
これからもお元気で