始発とカフカ歌詞
添加日期:2023-09-24 時長:05分14秒 歌手:n-buna
作詞 : n-buna
作曲 : n-buna
伝えたい事しかないのに
何も聲が出なくてごめんね
僕は毒蟲になった
そんなに興味もないと思うけどさ
時間が惜しいので今度は
手紙をしたためるとしようか
不甲斐ない一日を
今日も始発の便に乗って
始発とカフカ
見返すには歩くしかないのに
上手く足が出なくてごめんね
アベリアが咲いている
眼下の街を眺めている
窓の桟の酷く小さな
羽蟲を掬って押し潰した
初夏の風に靡いた、 白花が今日も綺麗だった
教科書にさえ載っていない心情は
今日が愛おしいようで
誰かがつまづいたって死んだふり
僕らは はらはら はらはら
心を知って征く
今更 ただ、ただ ただただ
花を摘まんでいる
あなたは カラカラ カラカラ
遠くを歩いて征く
震えた言葉で書くまま
紙が終わっていく
ある朝目覚めるとどうして
無駄に多い足が目を引いた
毒蟲になっていた
そんなに興味もないと思えていた
怯える家族もいないので
一人凪の街を見下ろした
初夏の風(かぜ)に、 靡いた貴方の髪が思い浮かんだ
きっと近い將來、貴方は人を嫌いになって
僕は人を失っていく
そうなら僕も笑って會えたのに
いつかは カタカタ カタカタ
一人を知っていく
今更 はら はら はら はら
花を見上げている
あなたは カナカナ カナカナ
歌を歌って逝く
震えた言葉で書くまま
朝が終わっていく
あぁ、たぶん
たぶん僕がおかしいだけだろう
人が蟲になるわけもないし
手紙が著く當てだってないのに
あぁ、たぶん
たぶん夢を葉えるにもお金がいる
気付いてたけど
君から屆いた手紙を
今も摘まんでいる
震えた何かの言葉を
ただ見つめている
今更 はらはらはらはら
心を知っていく
震えた言葉で書くまま
僕らは
僕らは はらはら はらはら
心を知って征く
今更 ただ、ただ ただただ
花を見上げている
あなたは カナカナ カナカナ
遠くを生きて征く
震えた言葉で書くまま
朝が終わっていく
紙が終わっていく
伝えたい事しかないのに
何も聲が出なくてごめんね
ただの毒蟲になった
そんな僕の変な歌だ