神保町哀歌歌詞
添加日期:2023-05-08 時長:10分02秒 歌手:鈴木愛奈
作詞 : 筆安一幸
作曲 : 栗原悠希
編曲 : 神馬譲
1章♪
あの日あなたといった本屋 いつしかコンビニになっていた
待ちぼうけくらったカレー屋 今でもジャガイモついていた
あなたは本の蟲で 私はあなたのヒモ
四畳半のふたりの部屋は 本で埋め盡くされていて
あなたは幸せそうだったけど 私は床が抜ける心配ばかり
ああ、神保町、ふたりがいた青春 ああ、神保町、セピア色の青い日々
2章♪
北を向いてる本屋さん ふたりの部屋の窓ひび割れ
やっぱり北向きで吹雪に 覆われ白く凍りついていた
ストーブ、赤く燈り アパート、音が消えて
四畳半のかまくらの中 北枕を気にしないで
眠るあなたを朝まで見つめ 幸せな夢、思い描き続けた
ああ、神保町、ふたりの春は遠く ああ、神保町、セピア色の白い窓
3章♪
あなた結んでくれた髪 寢る時ほどきたくなかったの
長い髪夏は暑くて うなじに汗が玉と光る
短くすればいいよ あなたはそういったわね
四畳半はサウナだったけど 音だけの打ち上げ花火
優しく私の髪を撫ぜた あなたの手で指で結んでほしくて
ああ、神保町、私、切らなかったの ああ、神保町、セピア 色のあいのかぜ
4章♪
仕事したくはなかったけど たくさん欲しかったのお金が
そしたらあなたといられた? ずっとずっと寄り添っていられたの?
想像していなかった 夢にも思ってなかった
四畳半のいごこちのよさ いつもくっついていられるって
あなたの時間をお金で買って この部屋であなたといたかった
ああ、神保町、ゆり咲き香るエデン ああ、神保町、セピア色の花のその
5章♪
とてもあなたが憎らしい 私の人生を盜んだ
とても憎らしいあなたと 出會いがなければよかったの
別れが來るはずなく 涙も涸れたりせず
四畳半はさらちにかえり とても憎らしいよあなた
もしもあなたまた出會えるなら 私、悪魔にだって魂売るわ
ああ、神保町、ときがふたりをわかつ ああ、神保町、セピア色の枯れ葉舞う
6章♪
のぼるこの坂九段下 赤色風船口にして
ふたりの思い出吹き込み 飛ばすわ、いっぱいに膨らませ
輝け遙か彼方 見知らぬ遠いそらへ
あの本の町の四畳半 幸せ芽吹きますように
まぶたに浮かぶあなたの背中 私、涙をこらえそっと蹴った
ああ、神保町、あいかは愛のことね ああ、神保町、セピア色の愛の歌
あの日あなたといった本屋 いつしかコンビニになっていた
待ちぼうけくらったカレー屋 今でもジャガイモついていた……
ああ、神保町、ふたりがいた青春 ああ、神保町、セピア色の青い日々
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