秋櫻歌詞

添加日期:2023-03-24 時長:03分38秒 歌手:山口百恵

作詞 : さだまさし
作曲 : さだまさし
薄紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽留りに揺れている
此頃 涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
獨言みたいに小さな聲で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて來る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我儘な私に
唇かんでいます
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくりかえす母
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の隠やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください
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