噓のすゝめ歌詞
添加日期:2023-03-21 時長:06分55秒 歌手:めらみぽっぷ
作詞 : 凋葉棕
作曲 : ZUN
編曲 : 凋葉棕
ねぇ、どうして、泣いているの?
何が、かなしくて、泣いているの?
噓を吐かれて、傷つけられて。
しゃくりあげながら、泣いているの?
自分の未來と夢を否定され、
どうしようもなくなったその果てのこと?
ねぇ、私にだって、どうしようもなくて。
泣きたいときだってあったんだよ。
でも、私は自分で決めて、
「泣き蟲」はやめたのよ。
きっと、私も、そしてあんたも。
數え切れない噓の一つに、躓いただけ。
だけど、
何も言わないで。哀しい目を伏せて。
泣かないで、ねぇ。
あんたが泣いていると、私だって、泣きたくなるから。
ねぇ、笑っていてよ。
ねぇ、噓は、悪いことじゃないのよ。
自分を守るための手段なんだから。
人を幸せにすることだってできる筈だから。
たとえ噓でも、笑っていてよ。
自分のために、噓をついて、
生きていこうよ?
自分にとって尊い何かを、傷つけられて生きていくより
その身の限り、力の限り、精一杯抗おうと、
偽りを作り上げ、騙ること。(事実をゆだめて、騙ったとして)。
それを誰が、どうして、貶せるのだろうか。
だから、
何も言わないで。哀しい目を伏せて。
泣かないで、ねぇ。
明日に向かって、また歩いていくために
ねぇ、笑っていてよ。
ねぇ、噓は、悪いことじゃないのよ。
幸せになるための手段なんだから。
噓で幸せになることが出來る筈だから。
たとえ噓でも、笑っていてよ。
明日のために、噓をついて、
進んでいこうよ?
—わたしは務めを果たしただけなのに。
善きことをしたはずなのに。
—どうして。
あの人たちの視線は、わたしを、畏れていた。
あの人たちの言葉は、わたしを、疎んでいた。
人ならぬモノを見るように。
皆が、
噓を吐きながら、「真実」を捻じ曲げ、
幸せになるなら。
あんたも、やればいい。
思いっきり、噓を吐けばいい。
だからもう、泣かないで、泣かないで…
何も言わないで。哀しい目を伏せて。
泣かないで、ねぇ。
あんたが泣いていると、私だって、泣きたくなるから。
ねぇ、笑っていてよ。
わたしたちが歩いていくこの道が、
歪みきってたとしても、進むしかないなら。
噓にまみれたって、生きていく道を選んでも、
わたしには、それでもいいんだ。
精一杯の、笑顔を、見せてよ。
…噓でも、いいから。