蟬時雨が止む前に (feat. 初音ミク)歌詞
添加日期:2022-09-19 時長:04分06秒 歌手:Riez
作詞 : Riez
作曲 : Riez
追憶に一人殘され道行く
夏の日差しが焼き付いた心のフィルム
振り向けば今でも君が橫にいる様な
夏空が零した微溫い風のせいかな
朝を迎えまた君を待ち
晝が過ぎて二人寄り添った
夕暮れ時の靜けさを合図に
「また明日ね」の別れ道
降り止まないでと願った蟬時雨
夕焼けの隙間から覗く天泣のしらべ
雨雲が空ろになってしまう前に
最後にもう一度だけ
いつもの約束を聞かせて
どこからか響いてた 蟬の濤聲も
いつからか飛び立って秋空に溶けた
君が殘した最後の「また明日」が
鼓膜の奧で息苦しく鳴り響く
春を迎えまた君を待ち
夏が過ぎて一人遺されて
秋に逃げた君の影法師に
「また いつかね」のお別れを
鳴り止まないでと縋った蟬時雨
嘆く聲をかき消して 一人にしないで あぁ
夏空をも灰に埋もれる前に
最期にもう一度だけ
あの夏の日々に 帰して
あの日の君の縮む背中が
最後ならば教えといてよ
蟬の荒波が押し寄せる時
獨りを忘れる
降り止まないでと願った蟬時雨
夕焼けの隙間から覗く天泣の調べ
雨雲が空ろになってしまう前に
最期にもう一度だけ
いつもの約束を聞かせて。