君と獨白歌詞
添加日期:2022-08-01 時長:05分38秒 歌手:TaKU-K
鈍色の空を見ていた
君の蒼い靜脈のよう
埃ばかり積み重なっていくなら
捨てる埸所をさがそう
だれもいない方を見ていた
君の雲う聲の掠れ方
重いものばかりが増えて
誰にも読めない遠い
遠い面影
はらり滴る花の雫に
過ぎ去る春ばかり見ていた
水の底、薄い陽の光
伸ばして屆かぬ霽れの色彩
想い出も 君も 聲も
あの夏も、此の春も
想い願ったこと全て
いつかの日々を描くから
淡いうちに捨てればいい
あの日が今日も、滓るから
きっと君が棄てれない何か
そう、喻うなら穴のよう
埋めるはずの鼓動さえ
あの日の奧で滲んでる
覗き込んだあのそらは
今だって
厭な否な嫌な
いやなことばかり
増えてしまうから
それを吐き出していた
君の言葉は咎の色
ねえ、棄てれないんだね
今やもう
置いてってしまえなんて、きっとぼくにはもう
いつかの聲が聞こえて
ふと顔を上げた、その先の
空の色が褪せてさえ、消えない色が
眼を刺す
君の言うことを套ねた
褪せても 水に溺れても
消しようない君の何かの
だからそう
きみの、ねえ
となりにいたい