シシャ歌詞

作曲 : 袖野あらわ
取り憑いていたい
心から退屈でいたいな
簡単に愛せない
君が羨ましくて堪らなかった
許さなくていいから
安心させて欲しいな
これは何処からどう見ても純愛
廃る夢を朱く染めて
揺れるような結末を知った
気丈に歌う
その橫顔が
言葉を容易く殺した
飾って笑って君で良かった
忙しない日常に
溢した哀だ
救えないね 救えないね
悴んだ頬を
そっと撫でて
癪に障るほど
愛している
感情と傷を得よ
「劣情の歯止めは何処へ」と
また怪訝な顔したハイネが踴り出す
「剎那瞼を閉じるのも煩わしいほど貴方を酷く愛しているよ」
これは何処からどう見ても純愛
女々しく尚、息を吐いて
褪せるような夕凪を見ていた
部屋に殘ったステラの匂いが
視界を容易く濁して
喉を突く
飾って笑って君で良かった
笑えない永遠に
溢した哀だ
キリがないねキリがないね
冷えた鼻先にそっと觸れて
「生きていたいな、もっと」
飾って笑って君で良かった
忙しない日常に
溢した哀だ
救えないね救えないね
悴んだ頬を
そっと撫でて
癪に障るほど
悲しくとも
確かな呪いを
愛している