琉璃夢（人形の涙）歌詞

作詞 : 堀澤麻衣子
作曲 : 江口貴勅
駆け上がる 石畳 雨上がりに登れば
蜃気樓 霞(かすみ)のむこう
見えるは 灰色の町
跳ね上がる 水飛沫（みずしぶき）　內側をノックする
生まれくる しずかな予感
トクンと音が聞こえる
どこからきて どこへゆくの
この高揚　名前つけられない　だけど
胸の奧を 何かが締め付け
戸惑うけど
全ての色を なくした景色に
色が差し込まれ
明日は・・・見えない
湧き上がる 正體を手探りで探して
手がかりを つかめないまま
見つめるは　虛像の町
「無い」ことが「ある」ことの 素晴らしさを教える
手放せば 葛藤からは 解き放たれるだろうか
幸せさえ わからなくて
描くことも 胸に抱くことも　できず
涙のわけ 知ることないまま
頬をつたう
分かり合うのは 儚い夢でも
諦めたくない
真実・・・みつめて
ひとり 箱の中
聲も屆かず 孤獨だけど
あなたがいて・・・
胸の奧に 何かが芽生えて
眠っている 空の遠さと
吹き抜ける風と
感じる全ては
それだけでも いま——
——戸惑いも 迷いも受け入れ
新しい瞳（め）で
全ての色を
なくした景色に 色が燈りだす
明日が・・・広がる