六兆年と一夜物語歌詞
添加日期:2021-02-19 時長:03分43秒 歌手:鹿乃
六兆年と一夜物語 (六兆年零一夜物語) - 鹿乃 (かの)
詞:kemu
曲:kemu
名も無い時代の集落の
名も無い幼い少年の
誰も知らない おとぎばなし
産まれついた時から
忌み子鬼の子として
その身に余る 罰を受けた
悲しい事は 何も無いけど
夕焼け小焼け 手を引かれてさ
知らない知らない
僕は何も知らない
叱られた後のやさしさも
雨上がりの手の溫もりも
でも本當は本當は
本當は本當に寒いんだ
死なない死なない
僕は何で死なない
夢のひとつも見れないくせに
誰も知らない おとぎばなしは
夕焼けの中に
吸い込まれて消えてった
吐き出す様な暴力と
蔑んだ目の毎日に
君はいつしか そこに立ってた
話しかけちゃだめなのに
「君の名前が知りたいな」
ごめんね名前も舌も無いんだ
僕の居場所は
何処にも無いのに
「一緒に帰ろう」
手を引かれてさ
知らない知らない
僕は何も知らない
君はもう子供じゃないことも
慣れない他人の手の溫もりは
ただ本當に本當に
本當に本當のことなんだ
やめないやめない
君は何でやめない?
見つかれば殺されちゃうくせに
雨上がりに 忌み子がふたり
夕焼けの中に
吸い込まれて消えてった
日が暮れて夜が明けて
遊び疲れて捕まって
こんな世界僕と君以外
皆いなくなればいいのにな
皆いなくなれば いいのにな
知らない知らない聲が聞こえてさ
僕と君以外の全人類
抗う間もなく手を引かれてさ
夕焼けの中に
吸い込まれて消えてった
知らない知らない
僕は何も知らない
これからのことも君の名も
今は今はこれでいいんだと
ただ本當に本當に
本當に本當に思うんだ
知らない知らない
あの耳鳴りは
夕焼けの中に
吸い込まれて消えてった