硝子の季節歌詞
添加日期:2024-02-08 時長:03分52秒 歌手:シイナ
作詞 : シイナ
作曲 : シイナ
甘いくちづけ 探し求めて
青い鳥が春を呼んだ瞬間
咥えられていた花は零れ落ち
冬戱れに綴じ込められている
甘いくちづけ 待ち焦がれている
小鳥たちは身體を寄せ合って
薄れてゆく景色の中で
憧れた空を信じ続けている
真っ直ぐな優しさが
硝子の心に吸い込まれ
ジグザグ模様の傷を付けていく
涙を隠してくれた雨は
街の明かりを遠去けて
助けてほしいと絞り出した
最後の聲も掻き消した
甘いくちづけ 忘れてしまった
青い鳥はもう帰らない
小鳥たちは翔べないまま
冬戱れに綴じ込められている
さり気ない優しさに
救われた心の傷口に
何気ない思いやりが突き刺さる
巻き上げる風に足を取られ
流れる雲も逃げて行く
傾いた夕陽に蹌踉めいた瞬間
鋭い風が背中を押した
容赦無く降り掛かる雨は
気持ちが良いほどに
冷たく私を叩き付ける
失うものも何も無い
笑ってしまったその瞬間
青い鳥が呼び続けた
春の風が私に屆いた