聖古泉七蜘蛛乃君歌詞
添加日期:2024-02-07 時長:04分17秒 歌手:Vito Foccacio
作詞 : Vito Foccacio
作曲 : Vito Foccacio/EL MONCHERIE
*桜叩き落とした雨
生かされるは人の情け
喉元から隙間風
ホトトギス枯れずに鳴け
霧がかれば朝ぼらけ
澄み渡りし清き酒を飲めば
枝ぶつけ騒ぐ
根は深く一つの竹
*
寂し寂し寂し
川面眺む白き鷺に
言葉ですらもかけがたし
覗き込むのは水鏡
今宵またも一夜限り
絹の靜けさ物語り
雲は月を磨く如し
研ぎ澄まし刀の如し
歳を重ね老い進めど技は更に極めれり
世俗捨てて手を合わせば天にだけは屆けれり
朧げなる夢見つつ東の空に日は出ずる
イチジクの葉から雫
旅の末に海に著く
*
ろくろの上に踴りて
御影石に星屑
絵巻物巡る四季
武蔵の國彩る
足跡無き新雪を踏みしめる一人旅
千年桜に宿る俳聖の御霊なり
墓石に掘られたる和歌口ずさみ
想い人迷わせる松林かな
琵琶法師が爪弾けば
白き鬼すすり泣き
*