フラジール歌詞
添加日期:2024-02-06 時長:04分31秒 歌手:ぬゆり
くしゃくしゃになった診察券を持って
簡単な想像に日々を使っている
単調な風景にふと眠くなって
回送列車に揺られ動いている
看板の照明が後ろめたくなって
目を落とした先で笑っていた
通りを抜けて路地裏の方で
屈託もなく笑っていた
映畫の上映はとうに終わっている
叱責の記憶がやけに響くから
できれば遠くに行かないでくれ
出來るなら痛くしないで
構わないで 離れていて
軋轢にきゅっと目をつむって
報わないで 話をして
窓越しにじっと目を合わせて
退廃に暮れた劇場の角で
眠らなかったはずが眠っている
アラベスクには觸れなかったんだ
火がついたように街が光った
無頓著なあの子が傘を差したら
それで救われるくらい単純でしょ
左手の指輪 右手に隠して
戸惑ってるふうにしてた
捜さないで いつの間にか
消えたことに気づく距離ならば
許さないで 最初だけは
悲しくもないはずにしたくて
構わないで 離れていて
軋轢にきゅっと目をつむって
報わないで 話をして
窓越しにじっと目を合わせて
眠らないで 言葉にして
照らした光に目を細めて
笑わないで 君に咲いた執著よ、僕を飲み込んでくれ