陽炎(翻自 piE)歌詞
添加日期:2024-01-21 時長:05分48秒 歌手:黎里w
作詞 : 松永あさり
作曲 : 松永あさり
白い空 まだ眠る街
閑散とした改札抜けて
定位置は3両目2番ドア
6時10分発特急電車
內側だけ禿げたローファー
左肩に背負ったかばんに
洗いすぎで薄くなった練習著
どれもみんな好きだった
炎天下のグラウンドで
幾度も流した涙
過ぎ行く日々 尊く短い夏
駆け抜けた
ユニフォーム纏った青い背中
浴びた光 止まない歓聲
記憶の景色の向こう側で
あの日の君を眺めている
窓辺の一番後ろの席
そこから見える海の街
靜寂を割いてくローカル電車
放課後を知らせるチャイム
もう一度だけ あの頃に 戻りたい と言った先輩
わかるようで わからなかった
大切な青き日々
置き去りにしたままの青い影は
何も知らず 明日を踏んだ
ほんのちょっとだけ悔しかった
あまりにバカで一途だった
あの時 君が知りたかったこと
今やっとわかったくらいだから
後悔などしなくていい
今の僕は 君のおかげ
この季節が來ると思い出す
6時10分発特急電車
自然に覚えた路線図なぞり
繰り返し聴いた 流行りの曲
僕はまた[30度越え真夏日の舞台]
この場所に還るだろう[入道雲 蟬の聲]
置いてきたままの[記憶の景色の向こう側で]
君に會いに 會いに[あの日の君を 眺めている]