シュルレアリスムの戀歌詞

添加日期:2024-01-02 時長:04分03秒 歌手:ロリィタノイロォゼ

千と百の針水晶を抱いた黒山羊が
人魚の眠る軌條を走る
雨の日の煩さは木星の聲に似ていて
杞憂の種を芽吹かせながら影は叫び死ぬ
涙を流す虛構船は英霊への餞
或いは屈託主従の殘骸なのか
(注②) ノーチラスは誰の名前も顔も覚えていない
手向けの花は意味と風化し露と消える
石英燈が曬した月末の楽譜
ジャイロスコープに乗せ奏でる
君が私が恐れていた言葉を羅列し
最後にこう吐き捨てる 「僕たち解り得ないんだ」
答えは変わらない どうしたって君はもう、
映寫機の中でヘメロカリスは永遠を生き
果ての見えない白日夢に苛まれる
一匙の心変わりを お願いどうか許して
世界の終わりで最愛の噓を吐いた
太陽に成り代わった妄想に耽るのは
(火) 空(くう)を混ぜる為の失った蝋燭の焔(火)
夜が注いだ毒で反転するチアノーゼ
一線を越えさせた美學 シュルレアリスム
君は二度と私から離れられないことを知り
幸せな日々を過ごし やがてこう訊くのだろう
「僕がいなくなったら、お前は慈しんでくれるのか」
穏やかな笑みにまた私は獻身する
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