紅の花歌詞
添加日期:2023-12-26 時長:03分44秒 歌手:KAITO
降り続けて積もる過去は
訪れぬ次の季節を
望む事が
鎖になるならば
帰るところなどいらない
この胸の奧深く
ただ息を殺して
紅の花を
震わせるものは
遠いあの日に出會い
交わさずに別れた
かの人の面影
覚めぬまま
凍てついた白い記憶が
時折生む幻
ぬくもりに誘われても
惑わずに背を向ける
願う事が
安らぐ場所などいらない
香る言葉秘めた
唇の花弁を
かたくなに閉ざす
沈黙の花を
紅く染めたのは
はやる鼓動にたぎり
駆け巡る血潮と
燃え上がり熱く
盛り猛る焔
愛よ沈め
解けぬまま
冷たい月の
(チルコトヲシラズ)
(カレルコトモナイ)
降らす光が
照らし出す
決して相容れることなき影
この胸の奧深く
ただ息を殺して
もう二度と咲かぬ
紅の花を
今 ひとつ手摺り
褪せる事なく光る
微笑みと涙を
追憶にみせる
かの人に捧げて
愛はここへ
置き去りに