黒い家族歌詞

添加日期:2023-12-24 時長:03分52秒 歌手:ジグソウ

作詞 : ブキミ
作曲 : ジグソウ
ある晴れた朝の事、大きなゴミ袋片手に
とっても歪な臭い何かを詰め込んで言いました。
「パパはね、暫くの間お家に帰って來れないの」
散らかった狹い部屋に置き去りの思い出が枯れてく。
締め切った扉軋む音 膝を抱え待ちましょう
「いい子にしない子にはお仕置きを」
いい子にするから打たないで
「いい子にしない子にはお仕置きを」
打たれて泣いたらまた叱られる
「いい子にしない子にはお仕置きを」
テーブルの下の黴びたご飯
「どうして生まれたの?」
五月晴れ、躑躅色。
木漏れ日の香り、日向の影、五月雨待ち侘びて。
抱き締めて欲しいと願う日はいつも
夢の中で笑うパパの前でだけ泣いた
眠るの、今も眠るパパを背にして。
ある晴れた朝の事、私も少しは大人びて
淡く拙い戀心抱くようになりました。
けれどママがね、知らない男と私を犯そうとしました。
散らかった狹い部屋に忘れもしないあの日の臭いがした。
もがいた內臓がチミチミと飛び出して
天井を眺めたママがピクピクピク
朝日射す汚れた部屋で床下パパの頬撫でて泣いた
五月晴れ、躑躅色。
木漏れ日の香り、日向の影、五月雨待ち侘びて。
白くなったパパ壊れないように抱いた
「パパ、私ね?ずっと泣かなかったよ」
もう熱を持たない大好きなパパは
私の腕の隙間から零れ落ちた
眠るの、パパの隣で。
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