雨露とビ一ドロ歌詞

つまんで　ゆめ膨らませた
赤い風船玉
「ごめんね」「また明日」だとか
言わないでよ怖くなるから
螺旋（らせん）架けるその面影
やみくもに　探し続けた
かけがえない絆の火と
アルバム　そっとめくり......
とめどなく　舊(ふ)りゆく日々
刻んだ足跡は消えないけど
もう二度と　もう最後と
いつか追いかけた　淡い橫顔
つま先　伸ばして覗いた
鏡の向こう側
あれから過ごした時間を
さり気なくもう笑えるかな
檸檬（れもん）色の香水瓶
優しさも　甘く痛んで
繰り返した獨り言を
今でも　覚えいる......
とめどなく 降りゆく雨
置き去りにしていた傘を広げ
より高く　より儚く
やっと捕まえた　泣き蟲な雲
裂けるこの胸が　叫ぶこの愛が
ビードロ　震わせるように
とめどなく　舊(ふ)りゆく日々
刻んだ足跡は消えないけど
幸せも　不幸せも
躓(つまず)いて見つけた　寶物さ
雨あがり　兆す光
ほらね　ひとしずく　頰をぬぐって