噓と慟哭歌詞

添加日期:2023-12-19 時長:04分59秒 歌手:ふぉれすとぴれお

語る者さえもはや途絶えるほどには
悠か遠くに掻き消えた記憶は疎なりで幾星霜
並んで寄り添う人と鬼の姿
疑うことを知らぬほど小さな小さなその姿
信頼のその証
ゆびきりげんまんひとつ
誓ったは噓を吐かぬこと
ずっと傍にいるよと
幼稚な約束ひとつ
御伽の國の戀物語
並び立つ影二つ異形象る
まだ見ぬ行く末 語るが如く
何処と行く先わからぬ
風が哭く
語る者さえもはや途絶えたほどには
悠か遠くそこにあった密なる絆は変わらずに
並んで寄り添う人と鬼の姿
信ずることに飽かぬほど
愛しい愛しいその姿
約束を交し合う
対する人の望みは
けして涙を見せぬこと
鬼の泣き顔なんぞは 見たくはないのだと
御伽の國の戀物語
幾夜の果てに二人は契りを交わす
ならば笑おうと
未來を語る
それはどこまでも
幸せな姿
幾年が過ぎ去って
はたと帰らない彼は
行方を探されるまま
変わり果てたその姿
哀れな鬼に曬した
御伽の國の悲戀物語
夜盜かそれとも
はては妖怪の仕業か
二度と動かぬ その姿から
もはや約束など
破られたのだと知った
咆哮
慟哭
大地揺らす
もはや物言わぬ骸の前で
噓吐きめ!!
裏切り者め!
約束一つ守れぬ軟弱者め...!
糾弾の聲も遂には虛しく響くのみ
叫びはて
疲れはて
立ち盡くす
鬼の目には
―涙
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