ロスタイムメモリー(翻自 じん)歌詞
添加日期:2023-12-14 時長:04分55秒 歌手:沫沫沫Aokiho
作詞 : じん/じん
作曲 : じん/じん
數年経っても 影は消えない
感情ばかりが 募って行く
蹲って 一人 描いていた
炎天直下 坂道の上
滲んだ 仆らが 歩いていた
夏の溫度が目に殘っていた
「構わないでよ、」
「何処かへ行ってくれ」
君の手を払った
「行かないよ」
なんて言って 君は仆の手を摑んだ
「五月蝿いな」
仆は ちょっとの先を振り返ずに 歩いた
『本當の心は?』
「聡明」なんかじゃ 前は向けない
理由が無いから 腐って行く
巻き戻って くれれば良いのにな
何年経っても 仆は死なない
希望論ばかりを 唱えている
當然今日も君は居ないのにさ
「構わない、死ねよ、死ねよ」
って 手首を 握って、ただ呪って
何も出來ないでただ
のうのうと人生を貪った
「夏が夢を見せるのなら、君を連れ去る前へ」なんて
照れ隠しした日々が空気を照らして脳裏を焦がしていく
18歳になった少年
また何処かで待っていたんだ
カゲボウシ 滲む 姿を思い出して
炎天下に澄んだ校庭
笑っていた君が今日も
「游ぼうよ」って言ってユラユラ 揺れた
「心配です」と不器用な顏
隣人なんかには 解んないさ
悲しそうな フリをしないでくれ
朦朧、今日も不自然でいよう
昨日のペースを守っていよう
君の溫度を忘れない様に
葉わない 夢を願うのならいっそ
掠れた 過去を抱いて
覚めない 夢を見よう
當然の様に 閉じ篭って
「それじゃあ、明日も見えないままですよ?」
それならそれで 良いさ
つまらない日々を殺す様に手を染め、『一人』を選ぶから
18歳、腐った少年
また今日も祈ってたんだ
色めいた 君の笑顏にしがみついて
炎天下に「どうかいっそ連れてってくれよ」なんて
呟いて息を靜かに止めた
戻らない
あの日が
痛くて
誰も觸れないで
「聞こえていますか」と聲が消えた
理由もなんだか 解っていた
夏の溫度に 手を伸ばしていた
炎天下、願った少年
「あの頃」に立っていたんだ
夏めく君の 笑顏は変わらなくて
「死んじゃった。ごめんね」なんて
「『サヨウナラ』しようか」なんて
寂しいこと言わないで
往かないで
カゲボウシが そんな仆を
見つめていたんだ