シンカー歌詞

作詞 : イチ
作曲 : ZUN
白　ただ真っ白　私は白
何色になれたのだろう
君の指先が描き出す
軌跡を見失う　箱庭が今開いた
無意識の海で泳ぐ
溢れ出す言の葉の波が私を飲み込んだ
そしてまた消えゆく
揺り篭は擊ち落とされ
ここにはもう何もなくなって取り殘されていた
まだ微睡の中
もっと遠く照らして欲しいな
止まった時計の針を眺め続け
墨色に姿を重ねる
日々にさよなら告げて
見上げるだけの夜はもういいよ
忘れてしまえ　痛みはすぐに消えてゆく
息もできない暗闇で
星になれない私の聲はとこへ行くの
憧れていたのに
思考は止まることなく
何度でも探して
躊躇いばかりに埋もれて
忘れたくないから
失くしてしまったのかな
あの日見た願いは
かき亂すのは偶像
分かってる　昨日の風には乗れる気がしなかった
また間違えただけ
濁り始めた歌聲
混じり合うこともできずに二度と戻れはしない
ずっと眺めていたの
いっそここで無くしてしまえば
ずっと上手く笑えるようになれた
君の瞳はきれいだから
きっとよく見えるはず
いくつかのこと　いつかの噓も
使い果たしてこの手は何を描けたの
悲しみだけを吐き出して
ただ落ちてゆく　迷子のように
見上げるだけの夜はもういいの
星になれない私の聲はとこに行く
息を止めたら踏み出して
溺れはしない　光の方へ手を伸ばすよ
誰も居ない陽だまり
誰も私を知らない
ありはしない　答えは
すべて君の言うとおりだ
求めては彷徨い
足りないものもあるけど
何度でも歌うよ
白　ただ真っ白　私は白
何色になれるのだろう
少し歪な軌道の君を
大丈夫　今度は上手く抱きとめてみるよ