鉄道唱歌歌詞

添加日期:2023-12-14 時長:04分10秒 歌手:坂本九

作詞 : 大和田建樹
作曲 : 多 梅稚
汽笛一聲 新橋を
はや我が汽車は離れたり
愛宕の山に入り殘る
月を旅路の友として
右は高輪 泉岳寺
四九四十七士の墓所
雪は消えても 消え殘る
名は千載の後までも
國府津おるれば馬車ありて
酒匂、小田原 遠からず
箱根八里の山道も
あれ見よ雲の間より
遙かに見えし富士の嶺は
はや我が側に來りたり
雪の冠 雲の帯
何時も気高き姿にて
駿州一の 大都會
靜岡出でて安倍川を
渡れば此処ぞ宇都の谷の
山きり抜きし洞の道
名高き金の鯱鉾は
名古屋の城の光なり
地震の話しまだ消えぬ
岐阜の鵜飼も見てゆかん
東寺の塔を左みて
止まれば七條station
京都京都と呼びたつる
駅夫の聲も勇ましや
東に立てる東山
西に聳びゆる嵐山
彼と此れとの麓ゆく
水は加茂川 桂川
送り迎うる程もなく
茨木吹田うちすぎて
はや大阪に著きにけり
梅田は我を迎えたり
三府の一に位して
商業繁華の大阪市
豊太閤の築きたる
城に師団は置かれたり
神戸は五港の一つにて
集まる汽船のかずかずは
アメリカ ロシア シナ インド
瀬戸內がよいも交りたり
思えば夢か時の間に
五十三次走り來て
神戸の宿に身を置くも
人に翼の汽車の恩
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