月花-GEKKA-歌詞
添加日期:2023-10-23 時長:04分30秒 歌手:みとせのりこ
深き闇 遠く 私を呼んでる
目覚めない 夢のように
斷ち切れぬ さだめ 腕を絡める
私は いくつの 夜をさまよう花
あ~人はうたかた 傀儡のよう
あ~見えない糸に
ひかれ操られ 踴るだけ
罪も 罰も欲望も享楽も
たゆたいながらひそやかに
黒いふちに沈みゆく だけの 轍(わだち)
あ~時は蜉蝣 うつしえのよう
あ~この世に穿つ
確かなものなど なにもない
時の 小船に揺られ流されながら
誰もがあてどなく 孤獨をさまようの
この胸に 深く 刻まれた証
報われぬ 罪の色
血を流す 心 癒えない傷と
行き場を なくした
思いの欠片はどこへ
消えてゆくのだろう
あ~空は銀幕 天外のよう
あ~ひび割れた影
細く絡み合い 伸びてゆく
夢も 心も痛みもどうになくした
私は時の闇 果てなくさまようの
悲しみは 胸に 傷跡を殘し
血の色の 蝶になる
架ける月 満ちる 闇は芽を吹く
壊れた 世界に 咲く月光(げっこう)の花
深き闇 今も 私に囁く
繰り返ず 夢の如
忘れえぬ 軛(くびき) 足を絡める
私は 終わらぬ 罪の狹間を旅して
夜をさまよう花