ぼくらのマーチ歌詞

別れの季節は、
笑えるくらいに計畫的に訪れる。
年が明けたあたりから僕たちは、
哀しむ準備を始めた。
帰り道には、
冷たい風が吹いている。
亂れた前髪を直したらほら、
一緒に帰ろう。
君はふと何か言いかけて、
また途中で、やめて
泣きそうな顔で笑う。
ねぇ、別に言わなくていいよ。
僕は俯いて、手を握った。
冬の匂いはもう解けて消えて、
寒さだけが殘って
ああもう、まだこんなに寒いのに
花が咲いたりしてるんだ。
その時が來たら華奢な體を見送るよ。
避けることの出來ない別れを運命という。
ああでも、もしかしたら意外と簡単に壊せるモノなのかもしれない
だけど
君はまた何か言いかけて、また途中で、やめて
またそんな、そんな顔をする。
明日には　もう春が來てしまう。
君はふと何か言いかけて、
また途中で、やめて
泣きそうな顔で笑う。
お願いだ何も言わないで
僕は俯いて、手を握った。
ああもう、まだこんなに寒いのに
花が咲いたりしていた。