爐心融解歌詞
添加日期:2023-08-20 時長:05分33秒 歌手:赤ティン
街明(まちあ)かり 華(はな)やか
エーテル麻酔(ますい) の 冷(つめ)たさ
眠(ねむ)れない 午前二時(ごぜんいじ)
全(すべ)てが 急速(きゅうそく)に変(か)わる
オイル切(せつ)れのライター
焼(や)けつくような胃(い)の中(なか)
全(すべ)てがそう噓(うそ)なら
本當(ほんとう)に よかったのにね
君(きみ)の首(くび)を締(し)める夢(ゆめ)を見(み)た
光(ひかり)の溢(あふ)れる晝下(ひるさ)がり
君(きみ)の細(ほそ)い喉(のど)が跳(は)ねるのを
泣(な)き出(で)しそうな眼(め)で見(み)ていた
核融合爐(かくゆうごうろ)にさ
飛(と)び込(こ)んでみたい と思(おも)う
真(ま)っ青(さお)な 光(ひかり) 包(つつ)まれて綺麗(きれい)
核融合爐(かくゆうごうろ)にさ
飛(と)び込(こ)んでみたら そしたら
すべてが許(ゆる)されるような気(け)がして
ベランダの向(む)こう側(かわ)
階段(かいだん)を昇(のぼ)ってゆく音(おと)
陰(かげ)り出(だ)した空(そら)が
窓(まど)ガラスに 部屋(へや)に落(お)ちる
拡散(かくさん)する夕暮(ゆうく)れ
泣(な)き腫(は)らしたような陽(ひ)の赤(あか)
融(ゆう)けるように少(すこ)しずつ
少(すこ)しずつ死(し)んでゆく世界(せかい)
君(きみ)の首(くび)を絞(し)める夢(ゆめ)を見(み)た
春風(はるかぜ)に揺(ゆ)れるカーテン 乾(かわ)いて
切(き)れた唇(くちびる)から
零(ごご)れる言葉(ことば)は泡(あわ)のよう
核融合爐(かくゆうごうろ)にさ
飛(と)び込(こ)んでみたい と思(おも)う
真(ま)っ白(じろ)に 記憶(きおく) 融(ゆう)かされて消(き)える
核融合爐(かくゆうごうろ)にさ
飛(と)び込(こ)んでみたら また昔(むかし)みたいに
眠(ねむ)れるような そんな気(け)がして
時計(とけい)の秒針(びょうしん)や
テレビの司會者(しかいしゃ)や
そこにいるけど 見(み)えない誰(だれ)かの
笑(わら)い聲(ごえ) 飽和(ほうわ)して反響(はんんきょう)する
アレグロ·アジテート
耳鳴(みみな)りが消(き)えない 止(や)まない
アレグロ·アジテート
耳鳴(みみな)りが消(き)えない 止(や)まない
誰(だれ)もみんな消(き)えてく夢(ゆめ)を見(み)た
真夜中(まよなか)の 部屋(へや)の広(ひろ)さと靜寂(せいじゃく)が
胸(むね)につっかえて
上手(じょうず)に 息(いき)ができなくなる
核融合爐(かくゆうごうろ)にさ
飛(と)び込(こ)んでみたら そしたら
きっと眠(ねむ)るように 消(き)えていけるんだ
僕(ぼく)のいない朝(あさ)は
今(いま)よりずっと 素晴(すば)らしくて
全(すべ)ての歯車(はくるま)が噛(か)み合(ごう)った
きっと そんな世界(せかい)だ