カサンドラの痛哭 (feat. 鏡音リン)歌詞

人の世は斯くも愚かしく　故にもどかしい　『下らない戱れ言』と
叫ぶ聲はもう屆かない　貸す耳を持たない　通告は虛を穿つ
行く末を見屆けることを諦めた女神の獨り言
救われぬ明日に手を翳し 俯いたまま呟いた
「その地に訪れるは“災禍”」
彼方の夢　理想を打ち壊した
徒花は散る　運命とも知らずに
數多の命が溢れ落ちてゆく　秤には罪と罰の裁定
枯れ果てた湖(うみ)　空想の救世主
其れは驕れる偶像の姿か
失望の果てで　目に映るのは　淺ましく群れなす化物
人の欲は欠く事を知らない　故に終わらない
求め続ける『俗物』と成れ果ててもなお気付かない
今は戻れない　時の流れの中で
痛哭が響いた
彼方の夢　理想を打ち壊した
徒花は咲く　運命など知らずに
新たな命が　生まれ落ちてゆく　秤には無意味な爪痕
荒れ果てた木々　偶像の救世主
其れは夢みる空想の姿か
失望の果てで　手を伸ばすのは　愛(かな)しくも儚い化物
嗚呼、愛とは何だろう　正しさとは何だろう
憂う　女神の獨り言
生きるとは何だろう　“ワタシ”は誰なのだろう
其の答えの在処を何処かに求めて