フライングヒューマノイド 歌詞

つれない空
退屈に飽きたなら
ここからほら
飛び立てばいい
縦橫走る　操り糸
摑む手を離しても
地上に落ちて
日々を繋ぐ
線が描く道は
意味を持たず
誇れもしない
そんなことなら
憂うだけの過去や
明日のことなんて
もう忘れたい
地続きから
足を浮かせ
平行線を
超えていくイメージで
ドラマティックな
悲しみには
至らないまま
落ちていく空の色を
見ていた
生まれてきた意味を
知り得ないように
踏み倒した夢にも
気付かないように
望むことの
一つさえも
薄れてく
水面下に
差し込んだ光は
見えないけど
きっと美しい
大気圏を
抜け出した向こうなら
寂しさも
忘れるだろう
行動原理は
サブリミナル
釘打たれた
虛ろなステージで
ドラスティックな
地殻変動
それでもいいさ
いつかを待ち続けて
見ているのは
きっと
気化したように
摑めないよ
思い違いだ
希望もすべて
揺らぐ影が
世界の頭上
過ぎていくのを
見上げた頃にはもう
一瞬で
消えていた