カメリア歌詞

降り注いだ一瞬を　掬い上げて
探し出す　燈火が消えるまで
劣等性　くだらない御託並べて
未完成品の僕等は　何処へ向かう
やっと生を受けた　凍てつくこの世界で
淺く息を　零した
嗚呼、見えない刃が胸を貫く
重く刺さってゆく
ずっと奧深く　辿り著けないところまで　導いて
闇の中咲き誇る 光となれ
沈む色に 染められても
美しくも儚く 時は燃える
それでも僕は
正當性　黒く塗り潰した視界は
犠牲にしたって　元に戻ることはない
やっと見つけ出した　居場所を譲るくらいなら
今すぐ壊して
覗いてしまうなら　その穴　塞ごうか
振り返ってしまうなら　破り、いざ劫火
欠けては捨てる 曖昧な愛
感化され 不安は舞い
消して そして何もかも
砕いて抱いて 來世まで待って
闇の中照らし出す 燈りとなれ
放つ言葉よ 弧を描け
咽び泣く魂が僕を創る
それでも今は
氷を溶かすような溫度で 呼吸をして
蘇生の花が 紡ぐ再開を
影を選べ この色が映えるように
何処にいても 思い出せるように
少しずつ崩れてく何もかも
全てが偽りだとしても
騙し合うその果てに開く蕾
叫ぶ聲を轟かせて
闇の中咲き誇れ 赤く赤く
暗闇の中 明日を射抜け
狂おしくも消えゆく時はいつか
僕を包んで