大利根無情歌詞
添加日期:2021-04-09 時長:03分50秒 歌手:三波春夫
大利根無情 - 三波春夫 (みなみ はるお)
詞:豬又良
曲:長津義司
利根の利根の川風
よしきりの
聲が冷たく
身をせめる
これが浮世か
見てはいけない
西空見れば
江戸へ江戸へひとはけ
あかね雲
「佐原囃子が聴えてくらあ、
想い出すなア…、
御玉ヶ池の千葉道場か、うふ…。
平手造酒も、
今じゃやくざの用心棒、
人生裏街道の枯落葉か。」
義理の義理の夜風に
さらされて
月よお前も
泣きたかろ
こころみだれて
抜いたすすきを
奧歯で噛んだ
男男なみだの
落し差し
「止めて下さるな、妙心殿。
落ちぶれ果てても平手は
武士じゃ男の散りぎわは
知って居り申す、
行かねばならぬそこをどいて下され、
行かねばならぬのだ。」
まぶた瞼ぬらして
大利根の
水に流した
夢いくつ
息をころして
地獄まいりの
冷酒のめば
鐘が鐘が鳴る鳴る 妙円寺